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ja:records:fw200c3:original_04

Fw200C-3 制作記録 — 原記録 04

スピンナーとプロペラ

注記

このページは、福田和氏による元の掲示板投稿を、できるだけ元の投稿構造に近い形で保存するためのものです。

このページでは、スピンナーとプロペラの制作記録を収録しています。

各投稿の本文は、福田氏による元投稿本文であることを明確にするため、背景色付きの枠内に示しています。

時系列に沿って再構成した整理については、次を参照してください。

出典情報

  • 元の形式: 掲示板投稿アーカイブ
  • このページに含まれる記録の期間: 5月20日、5月21日、および日付未詳の仕上げ記録
  • 主な内容: スピンナー素材、軸孔加工、プロペラブレード、回転軸、塗装・組立
  • 本文: 福田和氏による元投稿
  • 整理・構成: Japanese Solid Model Archive

原記録ナビゲーション

このページの位置づけ

このページでは、Fw200C-3 のスピンナーとプロペラの制作を扱います。

プロペラとスピンナーは小さな部品ですが、四発機である Fw200C-3 の印象を大きく左右する重要な部分です。

ここで注目すべき点は、単に外形を整えるだけでなく、スピンナーの中心軸、回転構造、プロペラブレードのピッチ、スピンナーへの取り付け状態まで考えられていることです。

完成後には目立ちにくい工程も含まれますが、これらの作業によって、エンジンまわりの説得力が支えられています。


[5月20日]

スピンナーとプロペラの素材加工

スピンナーとプロペラの素材加工

福田和氏による元投稿本文

今週はプロペラとスピンナ-の制作に取り掛かりました。

左端はスピンナー2個分の素材ブロックで、出来るだけ正確に直角断面を出して、軸方向の中心線を4面に罫書き、両端面にはスピンナーの直径円及び-1mmの直径円を罫書きます。

両端から交互にピンバイスで軸孔を加工しますが、この時ドリルが4面に罫書いた中心線と平行になるよう慎重ににらみながら孔加工を進め中央部で孔がうまくドッキング出来れば軸心が出たことになります。軸用真鍮線を仮に通しています。

中央は軸孔加工完了した角ブロックを円柱に仕上げたもので、この後中央部で切断して砲弾型に成形します。

右端はプロペラ用の素材ブロックでプロペラ正面形に加工しておき1個ずつ切り離しピッチのひねり成形加工をします。横にピッチ成形加工できたものが1個見えます。

編集注

この記録では、スピンナー制作の最初の段階として、素材ブロックに中心線を罫書き、軸孔を加工する工程が示されています。

ここで重要なのは、スピンナーを単なる砲弾形の部品として作るのではなく、回転軸を持つ部品として扱っている点です。

軸心を正確に出すことは、後のプロペラ取り付けや回転状態に関わるため、この段階の罫書きと孔加工は非常に重要な判断を含んでいます。


[5月20日]

スピンナーの砲弾型成形

スピンナーの砲弾型成形

福田和氏による元投稿本文

左端は円柱形に成形したブロックを2分割したものです。

その右は円柱形ブロックの端面に不要になった筆の柄を瞬間接着剤で接着したものです。(2分割した面は正確に円形が出ていないので砲弾の先端側にします)

その右は小刀で鉛筆を削るのと同じ要領で慎重に荒加工した後、左手で柄を持って回転させながらヤスリで砲弾型に加工して途中の状態です。

右端は砲弾型に加工完成したものです。

編集注

ここでは、円柱状に整えたブロックを二分割し、不要になった筆の柄を持ち手として利用しながら砲弾型へ成形しています。

筆の柄を使うことで、小さな部品を直接つかまずに回転させながら削ることができます。 これは、手作業の中で部品の対称性を保つための実用的な工夫です。

また、二分割した面の状態を見て、どちらを先端側にするかを判断している点にも、制作上の細かな観察が表れています。


[5月20日]

回転軸付きスピンナー

回転軸付きスピンナー

福田和氏による元投稿本文

スピンナーに回転軸を取り付けます。

右は手前から回転軸用の直径1.0mm真鍮線で先端に0.1mm径の極細ニクロム線をコイルバネ状に巻き付けて半田付けして抜けどめ成形したものです。その左は内径1.1mm外径1.3mmの真鍮パイプでこれに回転軸を挿入します。その左は内径1.4mmの真鍮パイプで、鞘の役目をするものです。後ろは成形したスピンナーです。

左は1.0mmの回転軸を内径1.1mmのパイプに挿入してスピンナーに取り付けた状態で、パイプを持てばスピンナーは軽く回転します。これで回転軸付きスピンナーが完成です。

左にある内径1.4mmのパイプはエンジンカウリングの方に取り付けます。これに軸付きスピンナーを最後に挿入取り付けします。

編集注

この項目では、スピンナーに実際の回転軸が組み込まれています。

1.0mm真鍮線、内径1.1mmの真鍮パイプ、内径1.4mmの真鍮パイプを組み合わせることで、軸、受け、鞘のような構造を作っています。

この工程は、完成後に大きく目立つわけではありません。 しかし、プロペラを単なる固定部品ではなく、回転可能な構造として考えている点で、非常に重要な制作判断を含んでいます。


[5月21日]

プロペラブレードの仮組

プロペラブレードの仮組

福田和氏による元投稿本文

左はピッチ加工が終わったプロペラブレードの付け根にアルミパイプを切ったリングをはめたもの及びブレード取り付け部の孔加工をしたスピンナーです。

右はブレードをスピンナー仮に取り付けした状態です。

編集注

ここでは、ピッチ加工を終えたプロペラブレードを、スピンナーへ仮に取り付けています。

プロペラブレードは、正面形だけでなく、ひねりを持つ立体部品です。 そのため、ブレードの形状とスピンナーへの取り付け角度を確認する仮組みが重要になります。

仮組みによって、4基分のプロペラが同じ印象でそろうかどうかを確認することができます。


[日付未詳]

プロペラとスピンナーの塗装・組立

プロペラとスピンナーの塗装・組立

福田和氏による元投稿本文

プロペラとスピンナーを塗装して組立てました。

編集注

この項目の日付は確認できませんが、工程上はプロペラとスピンナーの成形・仮組みが終わった後の仕上げ記録として位置づけられます。

この段階で、回転軸、スピンナー、プロペラブレードが一つの部品群としてまとまります。 後の最終組み立てでは、これらがエンジンカウリングに取り付けられ、Fw200C-3 の四発機としての表情を決定することになります。


このページのまとめ

このページでは、スピンナーとプロペラという小部品の制作過程を扱いました。

この段階の中心

  • スピンナー用素材ブロックに中心線を罫書く
  • 両端から軸孔を加工し、軸心を出す
  • 円柱ブロックから砲弾型スピンナーを成形する
  • 真鍮線と真鍮パイプを用いて回転軸を作る
  • プロペラブレードの正面形とピッチを成形する
  • スピンナーにブレードを仮組みして確認する
  • 塗装後、プロペラとスピンナーを組み立てる

ここで重要なのは、プロペラとスピンナーが、単なる外観部品ではなく、中心、軸、回転、ピッチを持つ部品として作られていることです。

特に、スピンナーの軸孔加工と回転構造は、完成後には目立ちにくいものです。 しかし、それらがあることによって、部品としての精度と説得力が支えられています。

この記録は、福田氏の制作が、見える形だけでなく、見えにくい構造や工作順序にも注意を向けていたことを示しています。


次の段階へ

次の記録では、エンジン、爆弾、降着装置など、Fw200C-3 を大型機・哨戒爆撃機として成立させるための付属品制作へ進みます。

保存上の注記

このページでは、スピンナーとプロペラという小部品の制作過程を保存しています。

ここには、中心軸を出すための罫書き、軸孔加工、回転構造、プロペラブレードのピッチ加工など、完成後には見えにくくなる判断が多く含まれています。

分析的な整理については、次を参照してください。

ナビゲーション

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