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1965年7月号
上塗り
下塗りから上塗りまでの間は全く単調な仕事で、私もときどきソリッドを作るのがアホらしくなります。そんなときはあせらず一服してから、じっくりと取組みます。
さて上塗りですが、実物のF4Bは殆んどツヤ消しに近い白とガル・グレイに塗り分けてあるようです。ソリッドにした場合あくまで実感派としてツヤ消しにする場合は吹付で行ないますが、私の場合は機体はツヤを出すため少し厚目に筆塗し、乾いてから600番ぐらいの細かい水ペーパーでもう一度磨いてから、コンパウンドでツヤを出しました。
そして機首レドームや機首光線よけを完全なツヤ消しにすると、一段と引き立ちます。
まず下塗り完成後の機体をもう一度良く調べて、完全に水ペーパーがかかっているかたしかめて下さい。そして下面に白のラッカーを5回程度塗ります。
白のラッカーはそのままの白色より青のラッカーを、ほんの少し落してまぜてから塗ると良い色に仕上り、完成後の変色もある程度防止できます。
ガル・グレイに塗る部分は必要ありませんが、フラップおよび垂直尾翼の舵面は上下面とも白色ですので塗っておきます。別に作ってある水平尾翼も上面下面とも白色ですので一緒に塗ります。
乾いたら目の細かい水ペーパに石鹸をつけて、ハケ目を取るために磨いておきます。そしてフラップ上面や方向舵の部分をセロテープ等でカバーしておきます。そして今度は写真等を良く見て機首の塗り分けを行ないます。同様に他のガル・グレイの部分も塗ります。
さて、このガル・グレイなる色ですが、私の場合、有難いことに新明和にいる友人に痛んで、同社が米海軍機に塗っているガル・グレイの色も手に入れましたので、塗料だけはホンモノであります\\。
この他にネプチューン等に塗られているダーク・シープレン・グレイと言う色、海兵隊のヘリコプターや観測機等に塗ってある明るいグリーンの色を持ってますが、これらを塗ると完全にツヤ消しになります。シンナーで溶けますが、われわれが入手出来るラッカーとは違う質の塗料のようです。
色の具合は私は数字で現わすのが苦手で、黒が何% とは申しませんから、皆さんの感じでガルグレイを作って下さい。
「航空フアン」のカラーページにも有りますが、65年3月号のサベージとフュリーの色ほ少し青味がオーバ一気味です。実物は白に黒を落して行くだけで作れる色のようです。64年9月号のフランス海軍のクルセーダーの色等が近い色だと思います。
ともあれ実物を見る機会のある人は、自分自身の目で確かめて下さい。海に近い人は上を飛ぶカモメに御注意下さい。ガル・グレイですぞ!
乾きましたら白色のときと同じように水ペーパーで磨きます。コンパウンドはスジポリの後で使います。
風防のセロテープももう少し後でめくります。
スジボリおよびリベット
以前はモックアップのときにスジポリを行なう人が多かったのですが、最近では、上塗り後にする人が多いようです。これですとサフェーサー等がスジポリの部分をふさいでしまう心配もありませんし、浅くスジポリをするだけで良く、少々下手にやっても割合スッキリ見えますので具合がよろしい。
スジポリも私の場合は、フラップや方向舵等の可動部分は木の部分が見えるぐらいに少し深く、前縁フラップや点検用の孔、風防の枠といった所は浅く塗料をわずかに削る程度、外板の継目等はナイフでスジを付けるだけと言うようにしています。
刃物は良く切れるに越したことはありませんが、最近、刃先の切れなくなった部分を捨ててしまう刃物もあるようですから、各自最良の方法で行なって下さい。私の経験では刃先をなるべく寝かせるようにした力が、木目にそってずれたりしないようです。
リベット打ちもこのときに行ないます。プラモマニヤの人々の中には、ソリッドはリベットがないから駄目だと思っている人が多いようですが、これは間違いだと思います。一昔前の飛行機ならともかく、最近のジェット機にまで、もっともらしくブツブツと出ています。
殆んどのリベットはいわゆる沈頭鋲と言うヤツで、表面は機体表面と同一のはずです。要するにメーカーのもっともそれらしく見せるためのトリックなのであります\\。
ソリッドの場合は反対に凹ませるわけですが、これも実機らしく見せるための手段なのです。私はリベットは強調すべきものではないと思ってます。手に取って良く見ると、始めてリベットに気付く程度が良いのだと思います。裁縫用のルーレットで矩形のパカでかいリベットなんてのはいけません。
かと言って虫ピンの先等で一つ一つ打つのは非能率ですので、ガリ版印刷の点線を打つときに使用する細かいルーレットを使用して軽く行ないます。
これも外板の細目がわかるぐらいの写真でもあればともかく、どうしてもデタラメになりがちですから、あまり神経質にならないことです。
これが終りましたら、コンパウンド・ワックス等でつや出しを行ないます。
次に風防をカバーしていたセロテープを取り除きます。軽くナイフを入れてから、はがすとうまく行きます。はがしたらもう一度ナイフでスッキリと整形しておきます。
マークと記号
ソリッドもこの辺まで出来ると、一刻も早く完成させてしまいたいのが人情です。しかしあせらずじっくりとやりましょう。マークは記号とともに、ソリッドをスッキリと見せるポイソトの一つです。 まず写真を良く見てアメリカのマークの位置を決めます。マークは烏口とコンパスを使って書く方法と、セロテープ等をナイフで切って書く方法とがありますが、どちらも一長一短がありますので、各自得意な方法で行なって下さい。 私は烏口とコンパスで書きました。この方法は今までに「航フ」でも発表されていますので省略しますが、あまりラッカーをうすめ過ぎますとなかなか色が乗りませんので、少々濃いぐらいのラッカーで手早く書いて下さい。一回ではなかなかうまく書けませんが、ハミ出した部分等は小刀かカミソリの刃先等で軽く削って修正します。 私の機体は昨年横田基地で公開された海兵隊の F4B(シリアル151013)にしました。ソリッド・マニヤの中には、自分の作った機体のナンバーを自分で適当な数字を書く人や、ときには彼女のバース・デーの口や自分の乗っているクルマのナンバーを入れたりする無責任な人もあるようですが,やはり実在するナンバーの機体を作って欲しいものです。
Landing Gear
Now for my weakest area: landing gear. Many, like me, are not fond of soldering—attach one part and another pops off, and sooner or later you leap from a burn! At 1:50 scale, do not chase excessive detail; omitting very fine parts is often safer.
Use commercially available 12-mm U-control tailwheels for the main wheels and 8-mm for the nose wheel (two each). File the rounded tire beads flat so they sit properly. For struts, use brass rod or knitting needles; I used brass nails of various sizes—handy if you keep a stock from the hardware store.
When my solder builds up unevenly, I file down the excess. For non-load-bearing parts (e.g., oleo scissors), I use metal adhesive and hold with tape until cured. Gear doors are made by laminating two brass or tinplate sheets and are pinned to the fuselage with dress pins. On Navy aircraft, gear struts are generally painted white; paint the wells and door interiors white as well.

*Underside of the finished model. The landing-gear installation is clearly visible.*
Installing the Horizontal Tail
Carve the left and right horizontal tailplanes as one, finish the section, then separate them. The F-4B has a pronounced anhedral; cut the roots to match the angle.
Because of the anhedral, the planform appears slightly larger than the drawing—trim to size by checking against the plan. Pin with insect pins to set location, then mount them to the fuselage.
This yields an all-flying tail, as on the real jet. The gap between fuselage and tailplane is visible on the full-scale aircraft; modeling it this way eases construction and makes marking far simpler—very convenient. Beware: the tailplanes are thin; do not push the pins so deep that they break through.
Drop Tanks and Pylons
The F-4B carries many stores under the wings, and configurations vary. You may model clean pylons only; I chose two wing drop tanks. Some aircraft carry a centerline tank as well—choose what you like.
There are no tanks on the drawing I used, so I scaled them from photos. Mine are about 12 mm in diameter and roughly 115 mm long. I made the support fairings integral, then trimmed to fit the wing and fixed with pins. I formed the tank circumferential joints by applying thin strips of plastic sheet and over-painting; paint the tank tips silver.
Early pylons looked like those in the drawing; later ones are more complex. I carved mine from wood. The pitot-like probe on the fin is a fine dress pin.
At last, the F-4B is complete. Set it on the desk and study it. Are the tanks hanging too low? Are the wingtips at equal height? If not, correct with gear-leg length. Check the horizontal-tail anhedral, and touch up any solder-scuffed spots.
If everything is OK, clean off fingerprints with a glaze/wax (e.g., Unicon) and polish to a uniform sheen.
Conclusion
Thus my “Phantom II” is finished. It looks splendid in photographs, though the real model has its share of flaws. If I grade myself, perhaps 80 points.
This article is not a rigid textbook. If you decide to build one, you need not follow me step by step—use whatever methods you find most suitable. If my notes help even a little, I will be delighted.
What I most wished to say is this: if you are the kind of person who mutters about inaccuracies and “fixes” plastic kits, you are more than capable of building a solid model. The feeling upon completing one far surpasses that of finishing a plastic kit. I hope many will experience this satisfaction.
Solid-model clubs everywhere will gladly welcome such newcomers. Let us, even with my middling skills and carefree approach, enjoy solid modeling to the full—and let us fill the pages of Kōkū Fan with the solid models we build!
(End)
目次
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