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大町 雅美(Ōmachi Masami)

略歴

氏名:大町 雅美(おおまち まさみ)
生没年:1932–1958

プロローグ

本ページは、大町雅美氏に関する基本情報・代表作・紙製技法・資料リンクを体系的にまとめたものです。 原文内容を尊重しつつ、読解補助のため最小限の注記のみ付しています。

はじめに

戦後日本のソリッドモデル界に燦然と名を残した「空の道化師」──大町 雅美

大町雅美は、手作業による航空機ソリッドモデル製作の分野において、今なお伝説的に語り継がれる存在です。 26歳という短い生涯ながら、驚異的なスピード・正確さ・造形的統一感を備えた 約140機のソリッドモデル を完成させ、その作風は後続の多くの製作者に影響を与えました。

「空の道化師(Clown of the Sky)」と呼ばれた彼は、遊び心と厳密な形態把握を両立させ、 “造形としての表現” と “航空機としての正確さ” を同時に追究した稀有な作り手でした。

下の写真は1950年代撮影のもので、左が高見保市氏、右が大町氏。 20代前半、いわゆる “秘密工房” にて撮影された一枚です。

大町氏の遺産は完成品の数のみではなく、 ソリッドを 制作過程そのものに価値を見いだす文化 へと昇華させた点にあります。


紙製ソリッドモデル

大町氏は、木製ソリッドが主流であった戦後期において、 厚紙とセルロイドによる 1/50・全可動構造 という独自の手法を確立しました。

「紙製ソリッドモデル」という表現は、本来ソリッドが 木材などの固体素材を彫り出す模型を指すため、 用語上はパラドックス(矛盾) を含みます。

しかし大町氏は、代替ではなく発想の転換として紙を用い、 湿度・紙質・繊維方向・可動機構などに独自の工夫を加え、 ソリッド的思考を紙で実現した実験的工芸 として位置づけられます。

代表的掲載記事(『世界の航空機』1955年): * 1955年2月号(1) — 主翼・エンジン・引込脚 * 1955年3月号(2) — 胴体・尾翼の組立 * → 紙製ソリッドモデル総合ページ


主要制作記録

1955年 世界の航空機 鍾馗(紙製)製作記事
1956年 世界の航空機 F-100A(1:50)製作記事
1955年 航空ファン コルセア F4U-5N(1:50)
1956年 航空ファン 零式艦上戦闘機 A6M5(1:50)
1956年 航空ファン カットラス F7U(1:50)
1956年 航空ファン トラッカー S2F(1:50)
1957年 航空ファン スツーカ JU87B(1:50)
1957年 航空ファン インベーダー RB26(1:50)

→ A6M零戦 製作記録インデックス


関連ページ

編集・注記

* 原資料の表現は最大限尊重しつつ、読みやすさのため最小限の整理を加えています。 * 画像および引用範囲は適切に管理し、無断転載を行いません。 * 今後、図面の再整理・高解像度化・追加資料の掲載を予定しています。

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