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ja:authors:omachi-masami:paper-solid:1955-03

文書の過去の版を表示しています。



先月号に於いて、引込脚を含む主翼及びエンジン部の製作を解説致しましたが、今月は胴体・尾翼を工作し組立て仕上げます。

全紙製可動キ-44 1/50 模型

(L)キ-44などは、エンジン部以外比較的直線で囲れているので、3等分にしましたが「雷電」の様な曲線でれた機体の場合は7~10等分にも分割接続します。(L)図に示す番号は、胴体の接続順ですが②の部分には予め座席口をナイフで開けておき、⑤の部分には尾輪引込機構を作り付けます。尚図に示す如く、グラフ用紙上の三面図より紙片にて簡単なゲージを作り、各部の接続時に使用致します。又この程度のゲージでも充分間にあいますが、より正度を要求される方は、断面・側面・平面ゲージを、この要領で作り使用して下さい。この翼に①及②の胴体を取付ける場合、取付角度(仰角)に注意が必要で取付後不満の折は幾度でもやり直して下さい。

(M) この項に於いては、胴体の接続法を示しましたが、紙の厚さが充分あれば、各切口に直接セメダインを塗付し、洗濯鋏の先を細くしたものを数個用意し、図の如く使用致しますと便利です。

(N)図は尾輪引込機構を含む胴体⑤を示しましたが、1/50ともなりますと何分尾輪などは指先につまむにも苦心します、然し三角定規の古いものに穴を開け、U字型・(ニ)の金具にピンで止めた後、ヤスリで整形しますと比較的簡単に出来ます。(ハ)の部分は(ロ)の金具と半田付し、(イ)の部分には穴を開け針金をヘアーピンに図の如く巻付けます、カバーは真鍮板又はブリキにて作り端に針金を半田付(ホ)の紙で押えます、以上の工事? 終了後、胴体、⑤として接着致します。

(O)次に尾翼の工作ですが、先月号の補助翼の構造と同じですから説明は略します。

(P)垂直尾翼の組立、取付を示しました。

(Q)水平尾翼の取付は、適当な個所に針金を通し、尾翼をセメダインで接着致します。

(R)フイレットは、木製ソリッドに於いては仲々困「難なる工作個所ですが、紙製では先ず図面に合せて三角形の下面フイレットを接着後、煙草ケース程度の厚さの紙で上面を3~4等分にして、図の如く取付ます。馴れれば至極簡単で、又いかなる大きさのものでも容易に出来ます。 以上で首無し機体が完成した訳ですが、ここでエンジンは取付けず、ラッカーパテーで、フイレット部・尾翼取付部、胴体接続部の凹凸及側面、(Q)項に於ける垂直尾翼下面(イ)部、などに指先で塗り付け、筆先にシンナーを少量付け整形します、其の儘数時間放置し乾燥後ペーパーで磨き凹凸のある場合は、パテーを付け繰返します。

(S)パテーの乾いた後、図の如く排気管をブリキ板を丸めてパイプを作り、(イ)の個所に切込を付け、セメダインで固定します。然る後(ホ)のあて紙を各部に取付け、エンジン部を接着します。以上で機体は完成した訳ですが、カウル・フラップは全体を塗装後、ピンセットなどで接着した方が、隙間に塗料がつまらず実感が増します。

ja/authors/omachi-masami/paper-solid/1955-03.1763866025.txt.gz · 最終更新: by admin