このページは、Japanese Solid Model Archive に保存されているソリッドモデルの制作記録・改修記録の索引である。
ここに掲載する記録は、完成した模型の紹介に限らない。 制作の過程、修正、判断、そして航空機の形を作りながらどのように理解していったかを示す記録も含んでいる。
作り手については、各作者ページを参照してほしい。
| 機体 | 作者 | 記録の種類 | 縮尺 | 主な内容 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|
| Focke-Wulf Fw 190 D-9 | 福田 和 | 詳細な制作過程記録 | 1:50 | 材料、成形、表面処理、塗装、マーキング、最終組立、完成模型 | Fw 190 D-9 制作記録 |
| Heinkel He 115 B | 福田 和 | 既存完成模型の改修記録 | 1:50 | 一度完成した模型を再び開き、修正し、再塗装し、新たな完成へ導く過程 | He 115 B 改修記録 |
| Focke-Wulf Fw 200 C-3 | 福田 和 | 部品別・工程別の制作記録 | 1:50 | 材料取り、内部工作、ナセル、エンジン、プロペラ、塗装、最終組立、完成模型 | Fw200C-3 制作記録 |
このアーカイブには、性格の異なる複数の記録が含まれている。
制作過程記録は、材料の準備や荒取りから、塗装、マーキング、組立、完成に至るまで、ソリッドモデルが作られていく過程を追うものである。
これらの記録は、航空機の形が制作過程の中でどのように少しずつ立ち上がっていくのかを理解するために有用である。
それは、単なる手順の一覧ではない。
観察、修正、仮合わせ、判断が繰り返されることによって、形がしだいに明確になっていく過程を示している。
改修記録は、すでに一度完成していた模型を、あらためて作り直していく過程を追うものである。
この種の記録は特に貴重である。
完成済みの模型がもう一度見直され、開かれ、修正され、新しい完成状態へ導かれていく過程を示しているからである。
完成した模型だけを見ても、作り手がどこに問題を見いだし、どのように判断を変えていったのかは分からない。
改修記録は、その見えにくい思考と判断の動きを保存している。
部品別・工程別の制作記録は、模型制作を一つの直線的な流れとしてだけでなく、胴体、主翼、ナセル、エンジン、プロペラ、武装、塗装、最終組立など、部品や工程ごとに追うものである。
大型機や複雑な機体では、制作過程は必ずしも単純な一本道にはならない。
部品はそれぞれ別に作られ、仮合わせによって確認され、最終的に一つの完成形へ統合されていく。
Fw200C-3 の記録は、このような部品別・工程別記録の重要な例である。
模型が作られていく過程を、最初から完成まで順にたどりたい場合は、次の記録から読むとよい。
一度完成していた模型が、どのように再び開かれ、修正され、新たな完成へ導かれたのかを読みたい場合は、次の記録から読むとよい。
大型多発機が、部品別・工程別にどのように作られていったのかを読みたい場合は、次の記録から読むとよい。
作り手について知りたい場合は、次の作者ページを参照してほしい。
Fw 190 D-9 の記録は、詳細な制作過程記録である。
材料の準備、成形、表面処理、塗装、マーキング、最終組立から完成模型写真まで、模型が少しずつ航空機の形へ近づいていく過程をたどることができる。
この記録の価値は、制作過程が見える点にある。
完成した模型だけでなく、その形がどのように作られていったのかを読むことができる。
He 115 B の記録は、一度完成していた模型の改修記録である。
劣化した塗装を取り除き、機首部とキャノピーまわりを作り直し、表面を整え、再塗装し、新たな完成状態へ導いていく過程が保存されている。
この記録は、完成が必ずしも制作の終わりではないことを示している。
完成した模型であっても、もう一度見直され、修正され、新しい完成像へ導かれることがある。
Fw200C-3 の記録は、大型多発機の部品別・工程別制作記録である。
元資料は、部品や工程ごとに整理されていたため、本アーカイブでは、確認できる日付と作業の順序にもとづいて、可能な限り時系列に沿って再構成している。
この記録では、次のような制作過程をたどることができる。
この記録で特に重要なのは、別々に作られた部品が、最後に一つの完成像へ統合されていく過程である。
また、制作とは、手を動かす作業だけで成り立つものではないことも示している。 パテの乾燥を待つといった判断も、制作過程の一部である。
Fw200C-3 の記録は、複数の原記録ページに分かれている。 全体を把握するには、まず入口ページから読むのがよい。
Fw200C-3 関連ページ
解釈的な読み方については、次の読解ページを参照してほしい。
ここに掲載される機体やマーキングの一部は、戦時期の歴史的文脈に属している。
それらは、縮尺模型制作の歴史的・資料的記録の一部として掲載している。
このアーカイブの目的は、いかなる思想や軍事行動を支持することでもない。
目的は、ソリッドモデル制作における技術、過程、判断、そして記録を保存し、研究することにある。